『STAR DRIVER 輝きのタクト』17話

STAR DRIVER 輝きのタクト』17話の感想を。


タクトの新必殺技にド肝を抜かれる日曜の夜。
部屋ん中いても、底冷えする寒さだけど、熱くなるな。


あいも変わらず最高に面白い。
前半のわいわいとした青春劇から、ヘッド達のクーデター、第3フェイズ同士の戦いと見所目白押し。


冒頭のヘッドの見舞いから、不適なバニシングエージの面々、行動目的が分かりにくいタカシとクライマックスへの伏線も緻密に張り巡らされている。
ひが日死の巫女の封印を解くと、第4フェーズに移行(サイバデイと一体化=人類の進化)するが、ゼロ時間に閉じ込められてしまうので、同時に皆水の巫女の封印も解けるようにするため、依然としてタウバーンを倒すことが先決という流れ変わらず。
今回のクーデタでバニシングエージVSタクト&他の綺羅星という展開もあるかなとちょっと思ったりもしたし、確かに自分好みの熱い展開ではあるんだけど、多分そうはならないし、ならない方がいいと思う。
その展開になるのは、ヘッド達が分かり易い「悪」でないと協力の必要がないわけだけど、そうじゃないし。


細かいとこだけど、ルリの恋話とか、カナコとシモーヌが仲良く話してるとことか、そういうのが凄くほっこりする。主軸の物語を展開しつつ、群像劇的側面も疎かにしないとこが魅力です。


ところで、ミズノやマリノの不在についての言及あるかなと思ったけど、それはなしでちと残念。
日死の巫女編は、マリノ・ミズノの強烈なキャラと三角関係を主軸に、カナコ・シモーヌ・ベニオなど各キャラの見せ場を作りつつ作品の様式美を確立させつつ、明るい雰囲気ながら、根底にその後の関係の変化・崩壊を予感させるドキドキ感が訴求力として物凄い効果を発揮していたと思うのだけど、それ以上の引っ張りがこの後出てくるのか、期待してます。


今回残念だったのは、ケイトの歌の入りが、台詞の多さもあいまって、目だってなかったこと。早くちゃんと聞きたい。


あと、EDが微妙に変化してるなどスタッフさんが大事に作ってるなと関心すると共に、最後まで応援したくなります。