『東のエデン』11話(最終回)

東のエデン』11話(最終回)の感想を。


冒頭は8話と同じ作りで、前回の内容を踏まえて説明が繰り返される。
視聴者的には、もう分かっていることを繰り返されるくらいなら、他の事描写してもらいたいと思うのは贅沢なのかな。
電話で話しているだけという演出も緊迫感がない。
そもそもの疑問として、咲の口から語られた迂闊な月曜日の真相と滝沢が記憶を消した理由は、推測の域を出ていないんじゃないか。
この部分だけとって、物語的事実と納得は出来ない。
ここは、回想とか、実際に記憶を消したシチュエーションを見せてくれないとと思ってしまう。
もしくは、前回の様に、助けた人と仲間双方から裏切られたためという情報だけ提示してくれれば、そこを補完するよう考えるのに。
咲による説明という演出は、イマイチだったなあ。


逆に、裸のニートを失踪する、裸でパソコンを取り戻しに行くというショッピングモールでのシーンは、えもいわれぬ緊張感と、遊び心があって面白い演出だと思う。このへんは帰還したニートのテンションが微妙に低いのと相まって非常によかった。


謎解きに関して。
風呂敷を畳み切らないであろうことは予測していたし、11話の中では、きちんと着地してる方だと思う。
迂闊な月曜日、ニート失踪は解決。
滝沢が記憶消した理由はも、ほぼ解明。
全裸でホワイトハウス前になぜいたのか、ミスターアウトサイドの正体、
サポーターの正体などは謎のまま。


新たな疑問。
物部の立ち位置がちょっとわからなくなったこと。
「一昨日、パトリオットが・・・」の台詞の意味が分からなかった。
これは、読解力がないだけかもしれない。


王様のいない国で、王子様になった・・・もちょっと意味分からない。
最後にジュイスに頼んだことも。


問題の解決方法に関して。
「あいつらは直列に繋いでやれば・・・」は、いいこと言ってるようで、嫌悪感を覚える。それでいて、ミサイルを打ち落とす方法を、実際には描かないでしょう。実際、撃墜できてるわけだけど。そこが、そういうディディールが大事なんじゃないの。映画の引用とか細かいことやってる場合じゃねーよと感じた。
青空を横切るミサイルとその撃墜、それを、平然と眺める(眺めるしかない)登場人物たちというのはいい。


と色々書き連ねたけど、思いつきで書いてるので、時間あるときにまとめれたらまとめます。
東のエデン』面白かったし、映画もwktkして待ちます。


※最後に一言
 タクシー運転手にカメラがパーンしていたが、あれ何だ?なんかの伏線???不気味な運転手だったよ