面影ラッキーホール

今期のアニメ主題歌は、あんまりパッとしたものがなかったのだが、唯一『夏のあらし!』のOP『あたしだけにかけて』だけがツボに入り、ヘビーローテーションで聞きまくっている。
そして、歌っている面影ラッキーホール(恥ずかしながら、今まで存知あげていませんでした)の過去作を聞いてみました。


借りてきたのが、最新作の「Whydunit?」
収録曲が以下の通り。

・あの男(ひと)は量が多かった
・いっちまったら
・私が車椅子になっても
・あたしゆうべHしないで寝ちゃってごめんね
・パチンコやってる間に産まれて間もない娘を車の中で死なせた・・・夏
・中に出していいよ、中に出してもいいよ
・コレがコレなもんで
・おみそしるあっためてのみなね


タイトルだけ見ると凄いけど、曲自体も凄い!
全体を通じて、『あたしだけにかけて』のような昭和歌謡でまとめられているが、ブラックミュージック、特にファンク色が強いと思う。
正直、どの曲も目茶目茶いいです。
とりわけ注目すべきはその歌詞であり、ストーリーテリングが半端ないことになってます。
基本的に、男と女の関係を歌ってますが、その辺のヒットチャートを賑わす愛だの恋だの軽く吹き飛ばされる、どうしようもない人間臭さにぞくっとしました。
映画で言うとコーエン兄弟の作品に出てくる愛すべきダメ人間に近いかな。
軽く酒入った状態で聞くと、キます。


個人的には、『私が車椅子になっても 』が特に好きです。
『あたしだけにかけて』にビビっと来た方には、この「Whydunit?」 は必聴の価値あり!
私も、さらに過去作漁ってみるつもりです。