『花咲くいろは』26話

花咲くいろは』26話の感想を。


ラストは数年後、復活うする喜翠荘に集う面々かと思いきや、私達はこれから咲くのだというタイトルに由来する締め方に。
やはり最後まで、緒花の物語だったんだなあと。


26話全体で見ると、各人のフィーチャー回もあったりして、群像劇として描かれていたけど、クライマックス付近で女将、若旦那、緒花と喜翠荘の行く末に焦点が絞られ、折角訓増劇をやってきたのに、みんなの印象がぼやけた感じがある。毎週見るとかじゃなく、一気見したらまた印象も違うのかもしんないけど。


女の子主人公の成長モノでしかもオリジナルストーリーというのは、ありそうで意外とないと思うし、楽しんで見れた。
後半連想したのは、アニメじゃないけど、三谷幸喜の『王様のレストラン』。経営が傾いたところを、主人公や従業員の成長で立て直していく・・・そんな展開になるのかと思ったけどそうではなかったなあ。
まあ、それは別にいいんだけど。
この、やっぱり現実的には厳しいよね感も悪くない。そういうのがあってもいいと思う。すっきりはしないけど。
若旦那が成長していつか喜翠荘を・・とは言ってたものの、本編のラストでそれやらないと、実現する画が浮かんでこない。もっと時間がたって、新しい職場とかで居場所ができていって、それでも戻ってくるのかと言ったら、、そこまでの絆みたいなもんがあったんだろうかと思ったりした。
そういう意味では、明らかにアニメ的じゃないキャラクターばっかりだった。普通の人たちだったんだなあと。
でも、なんだろう、普通の人たちが普通に働いて、職場が経営難でなくなって・・・と考えると、それアニメで見たいかと自問自答したりする。
そんな花咲くいろはでした