『魔法少女まどか★マギカ』6話

魔法少女まどか★マギカ』6話の感想を。


もしかしたら、これは「一人の普通の少女が、葛藤の末、何かを『覚悟』し『決断』するまでの物語」なのか?だとしたら、大好物なのだが。普通は、少女が少年に置き換わるのだが。そして、少年がヒーローや正義の味方に憧れるのは同じ男として割と感情移入しやすいが、それが少女と魔法少女では話は別だ。いや、あまり変わらないのだが、まどかの世界観では別物に思えるほど、その理由は簡単で重いからだ、話が。


まあ、普通の魔法少女ものでないことは3以降明らかだし、4話以降も変身しない主人公から、定型崩しに挑戦していることは間違いないのだが、6話にして上述した方向に向かっているのかなと思ったりした。
というのも、今回のまどかの行動は浅はか過ぎる。ソウルジェム=本体じゃなかったとしても、あれで赤が話し合いに応じるとは限らないだろう。まどかを徹底的に普通の気弱な女の子として、しかも微妙に行動が的外れに見せることで、この後の決意までのカタルシスをためさせているのかと考えてしまう。
まどかの母の助言も、全然響いてこない。オラクルとして存在に重みがないしな。その助言に従って、突発的な行動に出てしまうまどかも、バカな子に見える。
そんなこんなで、一番、地に足がついてないのだ、この時点で、主人公が。


今回は、キュウベエがソウルジェムについて、結構ベラベラ話していたが、自分が一番知りたいブリーフシードがなく濁りきるとどうなるかには触れず。
魔法力の残量を気にせず戦えるというのは分かるけど。ゼロになったら、どうなんだっつうの。