『化物語』6話

化物語』6話の感想を。


駿河モンキーの1話。
物語は、まよい→駿河→ひたぎ→羽川の順での会話と、ラストの見せ場で構成されており、盛り沢山。いや、ホント盛り沢山。


まず、最初、まよいとの会話は、非常に小気味よいカット回しに、横スクロールの移動を交えつつ、背景は線路という演出でまとめられている。
会話は顔を写したものではなく、それこそ手とか、そういう別の絵に会話をかぶすという手法を一部採用している。最近じゃ、別段珍しい方法でもないかもしんないけど、効果的だったのか、非常に印象に残った。


駿河との会話はまだ序の口といった感じ。背景は線路。
今後、この二人の会話がどんどんきわどくなっていくことに期待。


ひたぎは1話以来のひたぎ家にて。
この美術も一度見たら忘れられないな。
以前、新房監督が背景で「ああ、あのアニメだな」って思わせる作り方をしたいと答えていた記事を目にしたことがあるが、上手くいっているのではないでしょうか。「夏のあらし」といい、美術背景、個性が強いです。


一方、ひたぎの、ツンデレっぷり、いた、ツンデレなんて言葉で片付けられないあの、急に素直な気持ちをお伝えてくる物言いにノックダウン寸前。
あれ?ということは、素直クール?まあ、ジャンルなんてどうでもいいんだけど。嫉妬もするよ、普通にすりょ。ってとこも可愛くて仕方ないでありんす。


羽川との電話越しの会話も非常に印象深かった。
ちょっとウテナを思い出すような前衛的な演出がなされたいた。
今回、どのパートも演出凄いんですけど、全部違うメソッドでやってて、これ一人に演出さんがやってるとしたら、引き出し広い。
ちょっとずつ変えてるけど、全体のトーンはまとまってるんですよね。
それって、凄くない?