『けいおん!』9話、脚本・構成が素晴らし杉

けいおん!』9話の感想を。


今回も脚本・構成が見事で、ホント脱帽。
原作と比べると、歓迎会を開くことと梓が涙ながらに自分の思いをぶちまける下りが追加されてる。
たったこれだけの変更で、梓がこの四人の輪に入り込んでいく葛藤がきちんと描かれていると思う。しかも、たった1話で!!それをやってのけるの脚本がマーベラス過ぎて、軽く感動した。


あと、同じギターで、しかも自分より上手い後輩が入ってくる唯の処理も上手い。原作の唯は、もう少し自分を客観視出来てるキャラ(と私は思ってるんですが)でアニメほどにはアホアホしてないので、梓が入った後、見栄(といってもかわいいものだが)を張っちゃっう展開がある。そのへん、アニメではどうするのか気になってたんだけど、見栄というよりギャグくらいの軽い感じで、アニメ版唯にキレイに落とし込んでいて、これまたマーベラス


さらに、澪の話。
今回の梓の葛藤は、1年前、まんま澪が感じていたことと実は同じ。4話合宿では、まさに澪が今回の梓のポジション。
そんな澪だからこそ、梓の気持ちがよく分かる。率先して練習を促しやりするところに、彼女の優しさが上手く出ている。その上で、軽音部のゆるさも、必要なものなんだと優しく語る澪の姿に、彼女の成長を見ずして何を見るのか。このあたりの変化・成長の描き方も、原作より生き生きと表現されている。


てな感じで、見所が非常に多かった。「Blu-ray出たら買おうかかな」と心を動かされたので、個人的には、いまのとこ最良回。
ホント、間というかテンポの取り方が、上手い、上手いよなあとつい声に出てしまうほど。
ちなみに、OPの演奏も少し変わってたかな?聞き取れたっぽいとこは「スカート丈2せーんち」あたりに、ギターのラインが追加されてるかなーくらいだったんですけど。。。自信ない。


最近アニメ見て思ってたことは、話数を重ねても、登場人物のキャラやその関係性が全然伝わってこない作品が結構多いなと残念に思ってたとこがあるので、今回の話はホントに素晴らしいなと心からの敬意を。