『東のエデン』5話

東のエデン』5話の感想を。


まず、最たる謎のひとつであるニート失踪事件の真相の一端(ドバイで肉体労働)がさらりと解明され、そして、咲の義兄への恋心も吐露されちゃった。。まあ、引っ張られすぎてもアレなんだが、今回はさらりとし過ぎてて、面食らった。演出があっさりし過ぎなんだよな。


後で全体の構成を見渡せたとき、ここで分かったことが効いてくるのか。しかし、基本的に、物語を構成する上で視聴者を引き付ける謎が明かされるときには、「なるほど!」というカタルシスを得たい。今回は全くそれがなかった。まるで、衆知の事実が如く、冒頭で語られたニート失踪事件のその後。確かに、動機はまだ不明(しかし、想像は出来るが)だが、正直拍子抜けした。


となると、滝沢が記憶を消した理由や、迂闊な月曜日の解明に期待したい。


ぎゃふんは笑えない。それ以上に笑えないのは、咲の面談での一件。
そこから、若者の労働への姿勢という、多分この作品の扱う主題のひとつを浮かび上がらせる。
同時に、新たなセレソンが二人お目見え。
ラストの引きは、なかなか。しかし、失恋の上、殺害じゃあまりに浮かばれないから、彼は無事と見た。