『おっぱいバレー』鑑賞記

昨日はレイトショーに間に合いそうだったので、『おっぱいバレー』を見てきました。
まだ公開から数日だというのに、客は1桁。。。


それでは、『おっぱいバレー』を軽く紹介。
舞台は30年ほど前の北九州の地方都市の中学校。赴任してきた新米教師の綾瀬はるかは男子バレー部の顧問を任される。ところが、男子バレー部は、部活などまるでやる気のない思春期真っ盛りのエロガキ達の集まりだった。
成り行きで「試合に一勝したら、先生のおっぱいを見せてください」という約束をさせられてしまう。果たして、彼らはおっぱいを見ることが出来るのか。監督は、『海猿』などの羽住英一郎


おおまかなストーリーは以上ですが、残念ながら、おっぱいは見れません。
これは確定事実です。というか、プロモーションの段階で、おっぱいはないよと完全に分かるようにしてましたけど。


しかし、おっぱいが見れなくかったとしても、この映画を見よう、見にいこうと私が思ったのは、主に以下3点に期待して。



1→おっぱいは見れないにしても、際どいおっぱいネタをこれでもかとやってくれるのではないか。つまるところは、主演綾瀬はるかへの羞恥プレイへの黒い期待


2→おっぱいは見れないにしても、「おっぱいって何?」といったメタ構造にまで切り込んだ、突っ込んだ内容になってるのではないかという期待



3→とにかく鑑賞後

 _   ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
  ⊂彡

って、軽い興奮状態いおちいれるんじゃないかという期待


そんな淡い期待を胸に劇場に足を運んだわけですが。。。
見事に全部打ち砕かれたよう。


内容ひどいっす。かなりひどい。
典型的なテレビ局制作主導型日本映画で、「こういう作りにしておけば視聴者は感動するんでしょ?アハハ」という姿勢が甚だTV的で、そんなのドラマでやれよっていうレベルなんだよ。




以下、ネタバレ注意



というか、まず、この作品をわざわざ見に来る野郎共が何を求めているか、監督及びスタッフは理解していない。


この作品、「おっぱい」と「バレー」に分けると、バレーの方に、もっというと、「バレーを通じた成長物語」に重きを置いちゃってるんだよ。
違うでしょ、誰もそんなの求めてないでしょ。



おっぱいだろうが!!!!!!!



熱いバレーを楽しみたいなら、『少女ファイト』読んでるわ!


少しシナリオを紹介すると、確かに主人公達は頑張って練習するのね。でも、彼らがどんなに頑張ろうと、目的はおっぱいなわけだ。劇中で、目的なんて(不純でも)何でもいい、努力したことが大事なんだとかもっともらしく語らせてるんだけど、そんなんで騙されないし。
あと、綾瀬はるかも、赴任前の学校で、自分が嘘をついてしまったことから生徒の信頼を裏切るという過去があります。で、結局後半、おっぱいの約束が学校にばれて、本当に約束したのか?と問い立たされるシーンがあるわけ。バレー部は先生をかばうんだけど、彼女は真実を告げて、責任を取らされる、しかし、教師としては成長しているみたいなキレイな感じにまとめようとしてるんだけど、安っぽいんだよね。所詮、前提がおっぱいだから無理あるわけです。シナリオも、キャラクターも、全然薄っぺらい。



だから、そもそも「バレー」で纏めるのは無理あるわけで、とことん「おっぱい」を煮詰めればいいんだけど、それやんないのよ。


綾瀬はるかのおっぱいをこれでもかと狙ったカメラワークも、そういうのが強調されるシーンも、これでもかという衣装も、ほとんどない。おっぱいへの、こだわりが、ないんだ。なので、そこを楽しみにしている紳士諸君は、注意した方いいです。



なお、彼女の出演作を去年から『僕の彼女はサイボーグ』『ザ・マジックアワー』『ハッピーフライト』『おっぱいバレー』と見続けてますが、その中では『僕の彼女はサイボーグ』がもっとも可愛い。というか、この映画はクァク・ジェヨン監督が綾瀬はるかを可愛く撮ることだけを目指したものなので、オススメです。


加筆修正するかも