『ヴィンランド・サガ』第52話〜面白さが瞬間最大風速に〜

・漫画は単行本派だし、アニメも何話か録りだめして一気に見るのが好きだ。


・けれども、毎週もしくは毎月雑誌を追いかけたり、それこそ放送をオンタイムで見てこその興奮ってのも醍醐味だと思う。


・今月の「アフタヌーン」(4月号)は、どの連載もこぞって面白かった。


・先月から連載開始のとよ田みのる『友達100人できるかな』は2話目にして、とにかくすげー熱かった。かつ、なるほどこういう路線に持っていくのかと水先案内した上で、主人公のキャラクターをしっかり見せていて、今後が楽しみで仕方ない。


・『ヒストリエ』もどんどん面白くなってきてるし、ちょっと失速気味だった『おおふり』や、まだよく分からない『ぢごぷり』もエンジンかかってきた感じ。


・『謎の彼女X』はもうなんかヤバい。好きすぎる。


・そんな中、『ヴィンランド・サガ』である。国王陣営VS王子陣営の争いが決定的となり、今後両者の争い(政治的な駆け引きか謀略戦)が白熱して行くんだろうなーと思っていた矢先の、アッシェランドのあの行動!!


・得意の方便で出し抜くのかと思いきや、きなくさい流れに。


・ページをめくる度、「えっ?えっ?あれ?これどうなんの?」「ここまでやると弁舌では逃げられなくない?」と体中から、よく分からない液体が吹き出る。もう興奮のるつぼ。


・そして、見開き2ページで描かれる決定的な一撃!!
思わず「うおおおおお!!!!」と叫んでしまった。熱い、熱すぎる!!


・期待は裏切られず、予想は裏切られる。マンガ読みとしては至福の瞬間!立ち会えて良かった感と、次号の待ちどおしさが堪らない。これは、単行本ではなかなか味わえない感動だなと久々にがつーんとやられた。


・そんな興奮を綴って行くのも、いいかなと。