『Angel Beats!』7話

Angel Beats!』7話の感想を。


こんな斬新な構成、久々に見たっす。
前半がお涙頂戴で、後半がギャグ。どうしろって言うんだー、この気持ちの持って行き所。


とはいえ、前半の感動「げ」な話は全く機能してないと思う。
というより、ちょっと呆れる。妹、病気、クリスマスのささやかな願い・・・みたいな「いい話」要素を並べてそれらしく見せれば、視聴者は泣くんでしょ、感動するんでしょという安易な型ハメにうんざりだっ!


要素、要素はいいよ、そこまで否定するつもりはないですよ。でも、それで「泣き」を演出するなら、そこまでの溜めが、物語が必要でしょうよ。そこすっ飛ばして見せられると、嫌悪感しか浮かばない。
病院抜け出しにしても、「危ない状態なのに、それでもどうしても抜け出してでも、見たい見せたい景色があるんだ」的な溜めをしっかり見せてくれてれば心動くこともあろうに、今回の流れでは音無、無策過ぎ無謀過ぎ。


この妹が音無が無念を持って死んだことを演出する「装置」でしかないんだよ。これは、妹に限らず登場人物ほぼ全員に言える事だけど。各人に全くリアリティがない。
アニメだし、リアリティにこだわり過ぎるのもどうかとは思うんだけど、やっぱリアリティそこそこ大事だわと再認識。


ま、そんなこと思いつつ、Aパート見終わったら、まさかのギャグ展開っす。これなんだ?Aパートで何感動しちゃんってんの??この作品ギャグだよーというとこまで含めたスカしなのかな、いや、機能してないと思うけど。


直井も天使のSSSに入ってしまって、戦線の意味がなくなってるし、物語の推進力がなくなってんのは、座りが悪い(ラストで戻しはしているが)。
音無と天使の急接近ぷりも駆け足過ぎて、切なくない。ゆり空気。


音無の過去が、物語のキーになりそうな前振りだったけど、特に意味もなさそうだし。
微妙じゃね>AB