『Dr.パルナサスの鏡』鑑賞記

テリー・ギリアム監督『Dr.パルナサスの鏡』を見てきました。
ヒース・レジャーの遺作ですね。


作品の内容自体にはあまり興味が持てなかった(前作『ローズ・イン・タイドランド』が酷かったのもああるが)けど、ヒース亡き後、その役をジョニー・デップジュード・ロウコリン・ファレルの三人が引き継いだってどう撮影してるのかなという興味もあり鑑賞。


うーん、やっぱ内容的には、いまひとつだった。なんか最近のギリアムは掴みが弱いと思う。物語の輪郭がはっきりしないというか、これからどうなると思わせないというか。
でも、ヒース・レジャーの存在感が出まくりで、とてつもなく寂しい気持ちになった。それを継いだ三人にも胸が熱くなるところがあった。


ギリアムの描く寓話の世界って、CG全盛の昨今、目新しさを失ってるという気はするし、演出が大味なのも気になるけど、映画館で見ておいて損はない映画だと思います。